• ラ・ペオニア編集部

「絵を描く事でしか幸福感が得られない……だからやり続ける!」イラストレーターのメメ先生に渾身のインタビュー!

■Profile

ニックネーム:メメ

ツイッター:@aerobe10

出身地:中国

職業:フリーイラストレーター

大学:美術と関係ない総合大学

専攻:美術と関係ない専攻









■Art Gallery


────まずはメメ先生の自己紹介をお願いします!


「皆様こんにちは、メメと呼んでください。現在、フリーのイラストレーターとして活動しています。在学中の頃からずっと絵を描くのが好きでしたが、安定的な仕事に就いて欲しいという両親の考え方から、当時プロの絵師を目指すことになるとは思っていませんでした。


そんな私でしたが、イラストの道以外、他の仕事に勤めても、心から幸福感が得られないことに気が付きました。そして大学で専攻に進む道を捨てることを決意し、キャラクターデザイナーとしてゲーム会社に入社しました。


その会社で腕を磨いてから、自分もイラスト依頼を受けれるようになりましたので、会社を辞めて独立しました。今は自分の趣味に沿って活動しています」


────メメ先生は創作において、どんなテーマがお得意でしょうか? 


「得意な創作は可愛くてキュート、華麗なキャラクターデザインだと思っています。以前会社に勤めていた時は、仕事柄たくさんの服を描いていましたので、もう「体の感覚の一部」になるほど服を描き込むことには慣れています。


ただ本当の自分は、単純な「可愛い」より、デザイン的にホラーや怪異的な要素があった方が好みなんです(笑)」



────メメ先生は普段、どのようにして創作の発想を得ていますか?


「私の場合、インスピレーションを得る方法は主に2つあります。ひとつは伝統的文化から要素を抽出することです。自分は中国生まれですから、中国の伝統文化は私にとって最大の宝物庫です。もちろん、世界各国の文化に触れることも非常に刺激的で、新しいアイデアや発想の糧になります。作品制作前にはいつも背景調査や情報収集を行いますが、異国文化を調べていくうちに面白すぎてドハマリしたりします(笑)。


もうひとつの方法は、物語を沢山読むことだと思います。架空の物語もリアルの話も、あらゆる話から創作のアイデアは得られます。


1枚のイラストから、キャラクターたちの対立衝突、物語的な一面を表現できるイラストレーターにとても憧れています。いつか自分もそのようになれるといいなと願っています」



────先生は作品で様々な描き方をチャレンジされていますよね! どうやって技法スキルを身につけましたか? 何か心得がありますか?


「描き方はあくまで表面的な部分にすぎないと思っています。多分私は絵について専門的なトレーニングが受けていなかったため、表現手法自体はまだ未熟だと感じています。その代わりに固定的なスタイルに留まらず、色々自由に表現の展開ができたわけです。


私は昔、イラスト創作においては、ただの「愛好家」に過ぎませんでした。今、実際にクリエイターになってから気づいたことは、創作は一過性の発想とインスピレーションに依存することでは無いということ。基礎技法をきちんとできた上で、合理的な表現方法を思考する方が、より重要なポイントだと思います。


作品の描き方も、まずは「美」において自分の価値観の探求を続け、審美眼を磨いていくと、自然と変化し進化していくものだと思います。そもそも、創作において万能な表現技法は存在しなく、常に不確定性に挑戦し続けなければなりません」



────メメ先生が描いたキャラクターには「ギャップ萌え」の特徴が強いですよね。かわいい顔しているのにクレイジーな一面も持っています。それには何かこだわりがありますか?


「いつからギャップ萌え」にこだわるようになったのかは、正直自分ではもう思い出せません(笑)。沢山描いて描いて自然にこのようなスタイルになりました。


中国語に「物極必反」の四字熟語があります。森羅万物はその法則で成り立っていますが、あらゆるキャラクターにおいても、性格には必ず両面性があるではないかと思っています」


────先生はこれまでたくさんのキャラクターをデザインされています。その中に先生自分をモチーフにしたキャラクターは存在しますか?


「大体の場合、自分との関連性はありませんでした(笑)。ただ、最近描いた自分のアバター(↓の画像になります)だけ、少し私に似ているかもしれません。今、私自身も下の絵のように、真ん中から髪を分ける、黒と白色のブラックジャックみたいな髪色をしています(笑)」




────先生はご自分で自身の創作スタイルをどう評価しますか?


「私は気分屋タイプなんです。自分が最もお気に入りのもの、自分から見たいものだけ描きたいと思っています。作家としても、自分自身が気に入らない作品は、読者や観客からも高い評価をもらえないと思っています」



────先生はアパレルやアクセサリーについて独自のセンスがありますね! それは以前の経歴と何か関わりがありますか?


「実は以前、両親からはモデルさんになって欲しいと言われました。モデルになることに興味はないですけど、そのきっかけでアパレルとアクセサリーのデザインに興味を持つようになりました。今でもたまにそのジャンルの情報を仕入れしてはいます。ただし、あくまで美術創作をするための鑑賞で、モデルになることは、やはりまったく興味ないです(笑)」



────メメ先生が最近に手掛けている作品について教えてください


「最近は、自分のオリジナルキャラクターで物語を構成しています。BLのストーリーで、主人公は「ジャック」という男で、一見優しくて愛らしい外見をしていますが、実は悪役であるというギャップ感満載の設定です。そしてジャックの付き合っている相手は、私の友人が作ってくれたキャラクターになります。


「ジャック」のキャラクター設定は、私が10年前以上前の子供時代から考えていたキャラで、自分の成長に伴い、毎年異なるテーマの作品を作り出しています。その時にあった自分の所感を絵で保存したい意味も込めています。


ついでに、いままで苦手と感じていた漫画という表現形式も、いつかはやってみたいと思っています。と言っても、自分から発表したいと思うまでは、また十数年かかるかもしれません(笑)」

────今後作りたいと思う作品はどのようなものでしょうか?


「もっと絵柄に癖が強くで、キャラが強烈で、それでいて物語性もきちんと成立する作品を描きたいと思っています。自分が作り出したオリジナルキャラクターたちでストーリーを展開したいと思います」



────メメ先生が好きな日本アニメ、漫画、ゲーム作品のタイトルを教えてください!


「言い出すとキリがありません。子供の頃からCLAMPと幾原邦彦先生の作品が好きで、その影響から絵を描き始めたからです。数年前にツイッターを使い始めたのは、ゲーム会社のアトラスの作品最新情報を見たいからです。私に影響を与えた作品や作家の数を言い出しますと、多分万以上の数字になってしまいます」



────メメ先生がこれまで手掛けた商業作品やプロジェクトを教えて下さい


「私は基本的に、自分の興味にぴったり合うビジネスの依頼のみを受け入れるスタンスです。実際に参加した商業プロジェクトはそんなに多くはありません。 殆どは以前ゲーム会社で働いていた時に参加した社内のゲームプロジェクトです。フリーイラストレーターになってからも、『フェアリースフィア(Fairy Sphere)』にも参加しました。


他には、ロリータ洋服のデザインや、VTuberのキャラクターデザイン案件も手掛けました」


────メメ先生は芸術と商業の関係性について、どう考えておられますか? また試したいコラボの形をお聞かせください!


「実は……私は学校にいた頃に、それと同じタイトルの論文を書きました(笑)。長い文章なのでここでは載せられないですが、シンプルにクリエイターの立場から言うと、好きなものことをやりながら商業的な価値も生み出せること、これ以上に素晴らしいことはないと思います。


コラボについては、やはり自分のキャラクターのフィギュア化、BJDドール化ですね! そんな機会がすごく欲しいです」



────インタビューお疲れ様でした。最後に日本のファンにもひとことお願いします!


「このサイバー世界で、私のことを応援してくれたり、私の未熟さを見守ってくれたりする方がいるこを大変嬉しく思っております。さあ、出会ったことのない友達のために乾杯を!」







 

メメ先生の最新作品情報と商品化企画は、LAPEONIERにて告知していきます。ぜひお楽しみに!

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