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【ラペオニアインタビュー㊽】魔女大好きで華麗な造形魔法を放つ原型師、佩佩(ペペ)さんにインタビュー!


■Profile

ニックネーム:佩佩(ペペ)

エックス:@THpeipei

出身:中国

職業:原型師

趣味:

アニメを見ること。

最近はフリーレントとダンジョン飯が好き。

ゲームならスプラトゥーン、ソウルライク。




経歴:

2019年 魯迅美術学院彫刻学科を卒業

2020年 gsasに入社

2021年 またよし個展、Holy Romanticsに作品出展

『カーディナル・ハート』『I and Thou』『secret pumpkin』



2022年 『生命の謳い』―CHEフィギュアコンテスト塗装部門特賞

『星の垣根』


2023年 Underverseに入社

『未来の蕾』―CHEフィギュアコンテスト塗装部門優秀賞、原型部門優秀賞

『THE GUARD』



Underverseについて

Underverse(UV)は、インターナショナル・アーティストのアシュリー・ウッドによって設立された、デザインを主体としたマルチメディア・エンターテインメント企業です。

UVは、若者向けのコレクタブルな玩具を提供するだけでなく、メタ・ユニバース、デジタルゲーム、書籍出版、ファッションの分野でも活動しています。先鋭的な美学をオリジナルのおもちゃやグローバルなトレンド文化エンターテイメントに応用することに専念しており、強烈なビジュアルインパクトとダイナミックなデザインで、より革新的な独創作品を提供します。


――まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします!


初めまして、佩佩と申します。現在、Underverseのチーフモデラーを務めています。個人の原型師としても活動しています


――美術系の学校などに通ったことはありますか? 原型製作に至るまでの経緯をお教えください


「子供の頃からよく絵を描いており、漫画、アニメやゲームなども大好きですから、高校では美術系学校への進学を選択し、大学では魯迅美術学院で彫刻学科を専攻しました。自分はいつも趣味と進路選択のより良い組み合わせを考え、最終的に原型師になることになりました。卒業した後は、個人の原型作品を作り始め、常に自分のスタイルを考え続けてきました」


――好きな作品のテーマやスタイルは? これまで手掛けた中で最も印象的な原型作品は?


「好きなテーマはもちろん魔女です。一番印象に残っているのは、またよし先生(@matayosi)との初コラボの魔女テーマ作品『カーディナル・ハート』です。またよし先生に出会えたことにとても感謝していますし、先生と一緒に仕事をして大きく成長することができました」

『カーディナル・ハート』


――先生の作品には、二次元的とリアル的の間にある特別な美学があると思います! 造形作品の完成までは、イラストレーター、原型師、そしてフィニッシャーの間に多くのコラボレーションが必要ですね。そのエピソードについても教えてください


「私の作品のほとんどは原画の先生方との共同制作によって生まれたものです。原画は私に方向性と目標を与えてくれました。スタイルについては、私は立体作品を完成させるにあたり、原作者が表現したいものを尊重することにしました。Ashley先生(ashleywoodart)との仕事では、よりリアルな欧米風になります。これからより二次元的なものも試みたいと思います。



通常、私は個人の審美眼を通じて原画のない他の角度を3Dとして補完し、作品のスタイルに合った台座を加えます。台座のデザインを考えるときは、作品全体との調和や、ベースとしての安定性を保証することにありますが、最も重要なのは原画が示す美しさを再現することです。最終的には、フィニッシャーが原画の生命力を現実世界で原型に吹き込みます。


これらの作品を皆さんと共に完成できたことを光栄に思い、またそれが私の自信の源なのです」


『未来の蕾』


――現在に至るまで、ご自身の嗜好に影響を与えた作品あるいはアーティストをお聞かせください


「京都アニメーションの作品が大好きで、何度も観返しています。ゲームに関しては、好みのスタイルが幅広く、任天堂のゲームからソウルライク、ピクセルアート系のゲームまで幅広くプレイしています。アーティストについては、古代の彫刻家たちを非常に尊敬しています」


――先生は「魔女」のキャラクターに特別な愛情を持っているようですね。今回のWF2024では、美しい魔理沙を見ることができてとても幸運でした! 魔女キャラクターとのストリートについて教えていただけますか?


「魔女の格好、神秘的な雰囲気や絵の中の物語感がいつも私を惹きつけます。またよし先生が描かれた魔女を初めて見たとき、強いインパクトを受けました。大きな帽子の造形や構図が特に気に入っており、製作過程で多くを学びました。


今回の魔理沙は夜汽車先生(@YOGISYA)とのコラボ作品です。

魔女キャラは私が情熱を持って創作することを可能にします。今後も魔女をテーマにした作品を多く制作していく予定です」


『霧雨と羽休め』


――原型制作のプロセスで最も重視している部分は何でしょうか? また、作品を鑑賞する際に、「これは絶対に見逃してはいけない」といったポイントがありましたら、皆さんに教えてください


「私が考える原型は空間内の作品なので、異なる角度からの構図の完全性と自然の現れを重視しています。しかし、作品が作者から完成して皆さんの前に展示される時点で、それは観客のものになります。皆さんは自由に観賞方法を選べれば十分です」


『生命の謳い』


――今後の計画と挑戦してみたいことはなんでしょうか?


「創作の方向を探し続けます!より多くのクリエイターと協力して、より多くの素晴らしい作品を作りたいと思っています。機会があれば、さまざまな魔女に挑戦してみたいです」


――インタビューありがとうございます! 最後にファンに一言お願いします!


「ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。これからも展示会で皆様にお会いし、交流できることを楽しみにしています」

 

ラペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。


多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。

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