■Profile
ニックネーム:たなかまさあき
エックス:@shadyxx24
ユーチューブ:@shadyxx24
出身:日本
職業:アニメーター
■Art Gallery
△『FOCUS』場面カット
――まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします!
「たなかまさあきと申します。ショートアニメーションを作るアニメーターをしています」
――アニメーションを作り始めたのはいつ頃からでしょうか?また、美術系の学校などに通ったことはありますか?
「最初に作り始めたのは大学生2年生のタイミング。ネットに上がっているボカロの曲にMVを勝手につけるのが流行ってる時期で「これなら素人の自分でも作れるかも…!」と思って1人で調べながら作り始めたのが最初でした」
△『カワイイシンジュク』場面カット
「大学は美術系ではあったのですが専攻は油絵でアニメとは関係なく。大学卒業後は所謂テレビアニメの制作会社に入りアニメーターとしてのキャリアを積みながら映像を学んでいきました」
――これまでに参加した商業プロジェクト、及びビジネス活動歴について教えてください
「アニメ制作会社に7年間ほど在籍させて頂いたのがキャリアの最初で、『劇場版ポケットモンスターみんなの物語』のメインアニメーター、『進撃の巨人season3』の作画監督などを経験させて頂きました」
△ぞのさんっとのコラボアニメーション
「その後YouTubeアニメチャンネルを制作・運営している会社に転職して社会人としての感性を学ばせてもらいつつ、副業的に個人でアニメを受注し始めました。その後2年間在籍し2023年に独立。直近の仕事でいうと、TikTokerのぞのさんっとのコラボアニメーションやハーゲンダッツさんとのコラボアニメーションなどです」
△ぞのさんっとのコラボアニメーション
――現在に至るまで、ご自身の嗜好に影響を与えた作品をお聞かせください
「自分は短い尺のアニメが好きなのですが、原体験としてはゲームの『テイルズ オブ』シリーズのアニメOPだったと思います。小6〜中3までテイルズにめちゃハマってずっとゲームしていたんですが、毎度OPスキップせずにみていました。というかテイルズにハマるきっかけ自体も魅力的なOPの魔力に惹きつけられてだったと思います」
「自分は深夜アニメ的なものに触れるのは大学生になってからで(故にアニメ作り始めるのが大学からなんですが)特にターニングポイントになったのは『鉄腕バーディ』のEDです。生っぽい演技が印象的のアニメで、超絶美麗アニメとかではない分逆に人間が描いていることを強く意識させられたのを覚えています。テレビアニメ的なかっちりしたものの後にそれが流れたからより強く印象に残ったんだと。クレジットをみて山下清悟さんという人が1人で作ったんだと知った時は驚いたし、アニメーターの名前を覚えたのはそれが最初でした。アニメーターという仕事を意識し始めたのもこのタイミングだったと思います」
――制作されたショートアニメのご紹介をお願いします!
①自主制作『明日につながる物語』
「アニメーターの仕事をしながら作り始めた自主制作アニメです。個人で活動するターニングポイントとなった」
②『FOCUS』
「何か(部活)に打ち込んでいる瞬間をオムニバス的に切り抜いたショートMV。時間を描けたゆえに自分のできることが一つ広がった制作でした」
③『ハーゲンダッツ』
映像内に商品を入れこんだアニメ制作を個人で受注して作ったのは初だったのでこれも一個のターニングポイント。
動画はこちらから
――アニメーションの制作工程についてお聞かせください
「アニメ制作会社に所属していたということもあり、「絵コンテ→原画→動画→仕上げ→背景→撮影という」基本的にはいわゆるアニメ制作会社のワークフローにのっとって作業をしています」
「違うとことはそのほとんどを一人でやっているというところですかね。とはいえ、最近は動画仕上に関しては外注して作業をお願いすることが多いです」
――創作をする上での全体的なテーマやこだわりをお聞かせください
「「こうあれたら良いのにな」という理想と「けど実際はこうなんだよな」という現実の間をゆらゆら行ったりきたりするそんな感情に思いを馳せることが多いです。そんな気持ちを持ちながら、けど負けずに頑張る、みたいな、そんな気持ちが描けたら良いなとそう思います」
「後思ってるのは、もっといいルック作り出せたらいいのになってのは常に思ってます。人の映像見て「あーいいなぁ」って思うのは画作りの部分。なので自分にとっていいルックってのが何なのかを考える日々です」
――ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品(アニメーション)は何ですか?そう感じたエピソードも併せてお聞かせください
「自主制作「明日につながる物語」の2話です」
「会社の看板や人脈を使わない作業。作っている最中や出来てすぐは自分では凄く足りてないと思っていたんです。けどこの作品制作を通じていろいろな方が協力してくれたし、作品を通じて自分に興味を抱いてくれた人が多くいて様々な仕事につながった、そんな自主制作でした」
――今後、挑戦してみたいことはなんでしょうか?また、何か告知がありましたらぜひ!
「できることが増えること自体が喜びみたいなところがあるので、色々なことにチャレンジしていきたい。直近でいうと、ショートアニメをもっとクオリティ高く作っていきたいし絶賛制作中。
そのうえでそこに付随する周辺領域にも少しずつ時間を割いていきたく、グッズ制作やオリジナルなども時間の許す限りやって行きたいなと、そんなことを思っています」
――インタビューありがとうございます! 最後にファンに一言お願いします!
「いつも作品見ていただきありがとうございます!今後は少しずつイベント等にも参加していこうと考えているので、もし機会あればよろしくお願いいたします!」
■ライタープロフィール
ニックネーム:笹本千尋 -sasamoto chihiro-
出身地:日本・東京都
ツイッター:@tiam_00
自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。
ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。
多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。
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