top of page
執筆者の写真Sasamoto Chihiro

【ラペオニアインタビュー60】「最近は主に漫画を描く中で色々と変化がありました」オリジナルキャラクターの比良坂 槙と八雲 旭について。イラストレーター・綾野六師さんインタビュー



■Profile

ニックネーム:綾野六師

エックス:@64_ayn

出身:日本

職業:イラストレーター、漫画家










■Art Gallery

――まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします。


「綾野 六師(あやの ろくし)と申します。2023年まで、和装男子や和風ファンタジーのイラストを中心に描いてきました。イラストを観てくださる皆様のおかげで漫画に挑戦する機会をいただき最近は和装の人や和風ファンタジーの漫画を中心に描いております」




――絵を描き始めたのはいつ頃からでしょうか?また、美術系の学校などに通ったことはありますか?


「2〜3歳頃からです。高校・大学で美術科に通っておりました」




――これまでに参加した商業プロジェクト、及びビジネス活動歴について教えてください。


・Webtoonの着彩

『ENGI-MONOGATARI』(Kizuna AIさま/アニマックスブロードキャスト・ジャパンさま)


・文庫本のカバーイラスト

『仏師伊織と物語る像(著:浜野稚子先生)』(マイナビ出版ファン文庫さま)


・単行本発売中の漫画作品

『あやしい癒しの八雲さん』(KADOKAWAさま)


・連載中の漫画作品

『かくりよ骨董収集録』(イースト・プレスさま)


など


――作品を拝見させていただいたところ、和風テイストな作風だなと感じました。創作をする上でのテーマや世界観、こだわりをお聞かせください。


「以前から和のモチーフや雰囲気に惹かれる傾向があり、その時描きたいと思ったものや心情を元に、それらのモチーフを組み合わせたり調べて拡げたりしながら描いてきました」



「こだわりは、描いている時に自分の中でグッとくるタイミングまで、その時できる全力で描ききった後、時間が許す限り一晩寝かせて描き足すようにしています」


――現在に至るまで、ご自身の嗜好に影響を与えた作品や好きなジャンルをお聞かせください。


「沢山あって絞るのが難しいのですが、『鬼灯の冷徹』『モノノ怪』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』などは特に大好きで影響を受けていると思います。直近ですと『出禁のモグラ』『極楽街』なども大好きです」



――それでは創作について。オリジナルキャラクターのご紹介をおねがいします。


・比良坂 槙(ひらさか しん)

「2023年の初めに、それまでイラストで描いてきた世界を一つに繋げてみたいと思ったことがきっかけで、あの世とこの世の間にいる、両方の世界を繋げることができる人を描こうと思い、誕生しました

年齢不詳の骨董屋さん、沢山の秘密を持っていそうで、表情には大きな変化がなく、基本は冷静で温厚です」


・八雲 旭(やくも あさひ)


「漫画のお話をいただいて、ご担当くださった編集さんに一緒に考えていただいた人です。一見遊んでいそうな風貌なのに、とてもピュアというギャップのある人です。好きな人の前ではよくテンパっていますが、温厚で包容力があり優しい人です」


――続いて、初期の頃の作品と最新の作品もお見せいただけますでしょうか?


・イラスト

▲左:初期/右:最新


「趣味でしっかり描いた最新のイラストは2023年の9月です。背景含めて奥行きがあるように描けるようになりたくて足掻いていました。またそこにいるような存在感や空気感まで描けたら、とがんばっていたと思います」


・漫画も含めて

▲最新


「最近は主に漫画を描く中で色々と変化がありました。編集さんに、自己満足だけではなくて何を伝えたいか、どうやったら伝わりやすいかなどの考え方も教えていただいて、どうやったらより楽しんでもらえるのか、自分が何を表現したいのかを分かってもらいやすいのか、などを含めて考えていけるようになりました。ここ1年は、編集さんというみてくださる方の目線も作り手の目線も持っておられる方にお世話になった機会がかなり大きく、自分一人では作れなかった、出てこなかった発想やご助言も沢山いただいたことで、世界が一気に広がったように感じていて、とても貴重な経験をさせていただけて心から感謝しています」


――ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品は何ですか?そう感じたエピソードも併せてお聞かせください。


「『地獄の、』というイラストです。描きたいテーマだけ決めて、無計画に描きながらそのテーマについて調べて詰めていきました。こうしたら面白いかも、と色々試すうちに化学反応みたいな、偶然が重なっていってワクワクする感覚がありました。」



「自分が描きたい方向がその時はっきり見つかった転機になったからかもしれないのですが、あの時に感じた感動は今でも忘れられません。いつかこのイラストを超えられるような作品が描けたらいいなと思います」


――今後、挑戦してみたいことはなんでしょうか?また、何か告知がありましたらぜひ!


「今後も健康に、好きなものを沢山描いていきたいです。イラストも漫画も、より成長していけるよう頑張りたいです。今は漫画を中心に描いておりますのでこちらも是非よろしくお願い致します」


・単行本発売中の漫画作品

『あやしい癒しの八雲さん』(KADOKAWAさま)


・連載中の漫画作品

『かくりよ骨董収集録』(イースト・プレスさま)


――ありがとうございます! 最後にファンの方々にメッセージをお願いします。


「ここまでお読みいただきありがとうございました。皆様のおかげで、ここまで絵を描いてこられました。いつも観てくださり、貴重なお時間で応援のお言葉、お手紙なども本当にありがとうございます!イラスト、漫画共に、より魅力のある面白いものを好きに描いていけるようがんばりますので、よろしければ今後ともお願いいたします」





Text:笹本千尋(@tiam_00 )

 

ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。


多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ

Comments


bottom of page