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【ラペオニアインタビュー㉗】「言語化できない感覚を表現できたらいいなと思って描いてます」――書籍装画でもご活躍中、イラストレーター・hikoさんにインタビュー


■Profile

ニックネーム:hiko

エックス:@hiko_il

出身:日本

職業:イラストレーター













■Art Gallery



――まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします!


「はじめまして、hikoと申します。ときどきイラストレーターをやっています」


――絵を描き始めたのはいつ頃からでしょうか?また、美術系の学校などに通ったことはありますか?


「物心ついた頃には描いていたのではっきりとは分かりませんが、作品として発表するようになったのは高校生くらいからですね。美術系の学校等には行っていないのでほぼ独学になります」




――これまでに参加した商業プロジェクト、及びビジネス活動歴について教えてください


「主に小説の装画のお仕事をさせていただいております(伊坂幸太郎さんの『砂漠』など)。装画以外にもMVイラストや宣伝用イラストなども担当させていただいております」


――現在に至るまで、ご自身の嗜好に影響を与えた作品をお聞かせください


「ゲームというカルチャーそのものです。子どもの頃からゲームが好きで、ドット絵の画面やテキストから想像を膨らませていたのが自分の想像力の根源だと思っています」


――作品を拝見させていただいたところ、自然を感じる優しい色彩が魅力的に感じました。絵を描く上でのテーマやこだわりはなんでしょうか?


「自分が日々の中で感じてきた言語化できない感覚を表現できたらいいなと思って描いてます。あとは光を大事に描きたいですね」




――SNSにてアニメーションも発見しました!アニメーション制作は独学なのでしょうか?


「アニメーション自体について学んだことはないので独学といえば独学…?なんでしょうか」



「仕事で3Dモデルを扱っていたことがあり多少ツールなども使えるので、自分が持っているスキルで何か面白い表現ができないかと考えたときにアニメーションを作ってみるというアプローチになったという形です」




――お仕事では書籍の装画をご担当されることが多いことと存じます。「文学作品の表紙を飾る」ということへのお考えもお聞かせいただければと思います


「装画はお店で例えると店構えみたいな役割なのかなと思っていて、通りがかった人の目に留めてもらえるよう、パッと見で目を惹く印象になっているかどうかは気を付けています」



「目を惹いたその後に作品の中身に誘導できるような見せ方をできるようにしないといけないとも思っています」


――ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品は何ですか?


「2年ほど前に描いた『もう歌わなくてもいいんだって』という作品です」



「ちょうど自分の絵に限界を感じていた時に諦めに近い感情で描いたものですが、結果として自分でも好きな絵に仕上がり、見てくださった方からも良い反応をいただけました。ですのでこの絵を見ると「まだ頑張れるな」という気持ちになれます」


――今後、挑戦してみたいことはなんでしょうか?


「お仕事ではあまりダークな雰囲気の絵を描く機会が少ないので、ホラーやミステリなどそういったジャンルの絵のお仕事もしてみたいです。あとは映像作品など、装画以外のお仕事にももっと関わってみたいですね」


――インタビューありがとうございます! 最後にファンに一言お願いします!


「いつも見てくださってありがとうございます。今後もマイペースにやっていきますので見守っていてくださると嬉しいです!」


 

■ライタープロフィール

ニックネーム:sasamoto chihiro

出身地:日本・東京都

ツイッター:@tiam_00

自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。


現在は「アニメイトタイムズ」「クウネル・サロン(マガジンハウス社)」「リアルサウンド」などで活動中。




 

ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。


多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。

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