今回訪れたのは、麻布に位置するGALLERY AURAにて開催されていたイラストレーター・よう(@wonder_yoh)さんによる初個展「Moon festival」。
私が訪れた8月26日(土)は、麻布十番納涼まつりが開催されていて、とても賑やかな街並みを抜けてたどり着いた静かな展示会場は異世界のようにも感じました。素敵な空間でした。
それでは早速ですが、ようさんとお話ししながら本展のレポートをお届けしていきます!

△「Moon festival」キービジュアル
■展示風景
――個展「Moon festival」を開催することになった経緯をお聞かせください
「いつか個展をしてみたいと思っていたのと、イベント等でお客様から「個展はありますか?」など大きな原画を見る機会は無いか訪ねられる事が多かったのも開催しようと思ったきっかけのひとつです」
――本展全体のテーマはなんですか?
「今回は新旧合わせた作品が多々あります。全体テーマはタイトルの通り「Moon festival」」
「私の作品には宇宙や星をメインとし、特に月を描いている事が多いです。過去の作品の月、新しく描かれた月、これから作品になるであろうまだ形の無い月。それらを集めて夜のお祭りのようにしっとり賑やかなギャラリーにしたいとの思いを込めました」
――「月」には魔力のような…不思議な力があるように感じているのですが、ようさんの中での「月」とはどのような存在なのでしょうか?
「身近でありつつ夢を無限に膨らませてくれる存在です」
――展示されている作品は、描き下ろしでしょうか?
「ご来場チケット用に描き下ろしたものもあります」

――Moon festivalのチケットをいただいた際はびっくりしました。個展のチケットがあるだなんて素敵です!また、作品をひとつひとつ見ていると、立体になっているものも見受けられました。
「チケットを作った理由は来てくれたみんなが無事現実の世界に帰る事が出来るようにです。または数年後、本棚の隙間からこのチケットが出て来たとき〈あの世界また覗いてみたいな〉と思ってもらいたいからです」
――続きまして、在廊されてみていかがでしたでしょうか?
「個展は自分の絵を見に来てくれる方しか来ないので、どれくらいの方が足を運んで頂けるのかとドキドキしておりました。結果は幕開けから終わりの1秒まで沢山の方々にお越し頂き、正しくフェスティバルの様な3日間でした!」
――最後に、ご来場された方にメッセージをお願いします!
「暑い中ご来場頂き誠にありがとうございました。またどこかで幕が開く時、お会い致しましょう」

■ライタープロフィール
ニックネーム:sasamoto chihiro
出身地:日本・東京都
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自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。
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