今回訪れたのは、原宿に位置するYODTOKYOにて開催していた画家・小田望楓さんによる個展「君は一瞬の夏」。
■展示風景
それでは早速、そんな本展の様子を小田さんと対談しながらお届けしていきます!
――個展「君は一瞬の夏」を開催することになった経緯をお聞かせください
「元々東京で個展がしたいと考えていた時にYODTOKYOさんにお誘い頂きました」
――本展全体のテーマはなんですか?
「全体のテーマは夏です。青空と入道雲、花火、波飛沫、咲き誇るひまわり、そのどれもが目に焼き付くほどの鮮やかな色彩を持ちながら、時間が経つとすぐに形を変えて過ぎ去ってしまう夏の記憶を少女に例え、「君は一瞬の夏」と題しました」
「メインビジュアルの『君は一瞬の夏』は夏の代名詞である入道雲とひまわりですが、どちらもすぐに色や形を変えてしまうものなので、せめて絵として形に残せたら良いなと思って描いています」
――各作品へのコメントなどもお聞かせください!
「(写真1番左の)左側の『ここで待ってるね』はひまわりの花言葉はあなたを見つめる、なのですが、咲き誇る姿を見て欲しくてひまわり畑にくる誰かをずっと待ち続けているような、自分を真っ直ぐに見つめてくれるひまわりの女の子がいればいいなと思って描いた作品。右の『絡まる想いさえ愛して』は、朝顔のつたの絡まる様子が恋愛模様のもだもだした部分と重ね合わせた作品です」
――展示されている作品は、描き下ろしでしょうか?
「紙のペインティング作品は1部過去に描いたものもありますが、キャンバス作品は全て今回の個展のための描き下ろしです」
「(左の)『それは何よりも輝いて』は夏といえば花火なので、花火の作品を描きました。少女の目の中に写る花火もお気に入りポイントです。また、右の『君の香りがぬけちゃうまえに!』はラムネ瓶のソーダの炭酸が抜ける様子と、水色でしゅわしゅわの⻘春を重ね合わせた作品です」
△(左から)『鮮やかな夏を咲かせて』『見つけた私の宝物』『スイカちゃんとメロンちゃん』
『鮮やかな夏を咲かせて』
ハイビスカスの赤い色が夏を鮮やかに彩ってくれて、明るい気持ちになるので描いた作品です。
『見つけた私の宝物』
海の中で綺麗な貝殻を見つけた女の子の絵です。夏はきっと色んな人にとっても、沢山の宝物が見つかる季節だ と思っています。
『スイカちゃんとメロンちゃん』
おばあちゃんがスイカとメロンを作っていて、よく食べていたので作品にしたいなと思って描きました。
――展示期間中はライブペイントも披露されていましたが、ご感想をお聞かせください
「沢山の来場者様がいる中でライブペイントをするのはとても緊張しましたが、完成した時の大きな拍手がとても嬉しかったです。実際に制作過程を見ることが出来て良かったと言ってくださる方が沢山居ましたため、披露して良かったと思いました!」
△(左から)『夕暮れのさよなら』『夏波を超えて』
『夕暮れのさよなら』
赤く染った夕焼けが別れの名残惜しさを加速させるような、そんな気持ちが描けたらと思いました。
『夏波を超えて』
夏の大波を超えてもっと向こう側に、高みに行きたいという思いを込めた作品です。
△(左から)『フルーツポンチのあまいゆめ』『「好きだよ」って言いたくて』『愛は芽吹きだす』
『フルーツポンチのあまいゆめ』
友達と行った海の近くのカフェでフルーツポンチがあったのですがとても美味しくて作品にしました。
『「好きだよ」って言いたくて』
オレンジの花言葉は純粋なのですが、少女の純粋な恋の気持ちを描きたくて作品 にしました。
『愛は芽吹きだす』
夏の新緑がすくすくと育っていく様子と、愛情が芽生える様子を描いた作品です。
――ありがとうございます!それでは最後にご来場された方にメッセージをお願いします!
「ぜひ、沢山の夏を感じていただけたら嬉しいです!」
■会場
YOD TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前4丁目26−35
■ライタープロフィール
ニックネーム:sasamoto chihiro
出身地:日本・東京都
ツイッター:@tiam_00
自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。
ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。
多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。
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