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【ラペオニアイベントレポート⑩】hidari zingaro@中野ブロードウェイにて開催終了、ももえさんの初個展「MAYBE」のレポートをお届け!

今回訪れたのは、中野ブロードウェイ3Fの「hidari zingaro」にて開催されていたアーティスト・ももえ(@mme_daigaku)さんによる初個展「MAYBE」。



それでは早速、本展の様子をももえさんと対談しながらお届けしていきます!



■展示風景


――今回の初個展のタイトルは「MAYBE」とのことで、なぜこのタイトルに?


「私が(美大の)デザイン学科ということもあって、あまり意味を考えていなくて…。学校の英語の先生がよく「MAYBE」と言うのですが、それを聞いて綴りを見たら結構バランスがかっこよくて。5文字で、長さも丁度よくて文字の形のバランスも良く、意味というよりは文字がかっこいいからこの言葉に決めました」



――全ての作品におけるテーマやコンセプトはありますか?


「一貫してテーマというものがあまりなく、テーマやコンセプトというよりかは「面白いから」で創っています。(左の写真)「目が出てたらめっちゃ面白くない?」っていう落書きからの延長線で考えました」


――全体的に見ても立体のものが多いなぁと。右のものとかは特にそうですよね。


「これは最初に発泡スチロールでそれっぽい形を作ってから3Dペンで描きました。3日くらいでつくりました。大体、全部の作品に言えることなのですが、キャンバスに描くっていう制作時間は3日ぐらいです。飽きちゃうので…」


――平面と立体で、表現方法が違っていく中で難しく感じた点はありましたか?


「いや〜、でも意外となかったですね。ここまで立体なものは初めてだったのですが、そこまで苦戦はしなくて楽しかったです」



――こちらの子たちは、先ほどの立体の子と同じキャラクターでしょうか?


「そうですね!同じです。展示を見てみると結構いると思います」


――そうだったんですね!名前はついていますか?


「自分で勝手に呼んでいるだけなのですが、(明るいピンク部分の)絵の具がオペラレッドというターナー色彩のアクリルガッシュの絵の具で、そこから「オペラレッドちゃん」って呼んでます(笑)」


――オペラレッドちゃん!たしかに会場にたくさんいます。左の作品は横から見たらデジタルみを強く感じました。


「ずっとデジタルで描いていたし、アナログで描くということが初めてだったので、こういう形になりました」


――右はお洋服に絵が描かれていますね。


「そうですね(笑)。この子はワンピースを着ているのですが、この子が着ているワンピースっぽいワンピースを探しました。その(ワンピースを着ている女の子が描かれた)ワンピースを着ている人がいたら面白いんじゃないかな?と思って描きました。ワンピースを木枠に貼るのも面白いかもと思ってやってみた感じです」



「これは木を貼っています。特に自分は右上から見るのがそうなのですが、結構角度によってはキモって思う瞬間がたまにあってそれが面白いなと」


――たしかに、右から見た方が結構歪に感じますね…!



「これはジャンク品売り場で基板とコードを買って、なんかかっこいいと思ったものを作品にくっつけた感じです。ちなみに、破ってから描きました」


――黄色い値札がところどころ貼ってあるのもポイントですね!



「この作品は黒の線が元の絵なのですが、塗りと黒の線、歪ませたピンクの線を並べたら面白いと思って実験的にやってみました」


――塗り色が上に向いててピンクの線が下に歪んで描かれていますね、でもどこか統一感があるようにも見えました。


「そうですね。制作手順は最初に塗り、そして黒、最後にピンクの順で描いています。上下にある歪んでるよ〜っていう(白塗りの)曲線がすごい気持ちよかったので、それを大事にしました」



「これはスッキリしている感じものが作りたかったのと、普通にツインテールが画面から出ていたら面白くない?っていうので作ってみました。淡々と同じ長さの毛糸を切ってくっつけてを永遠としていました(笑)遠目で見たら本当に流れ出ているように見えます」




「(左は)ホームセンターに行って、適当に切ってもらったところに描いています。デジタル的にグリッチ表現する方は結構いるのですが、アナログでずらしてみても面白いんじゃないかと思いました」


――ずらすことによってグロくなるのかなと、元あるべき場所に正しいものがない状況が気持ち悪いみたいな感覚を持っていたのですが、こちらの作品はなんかスッと入ってくるというか…。


「ありがとうございます。それたまに他の方にも言われたりするのですが、意外とスッと入っくるみたいです。嬉しい限りです」


――右の作品は…溶けてますね。結構、「溶ける」とか「伸びる」という表現がお好きなのでしょうか?


「そうですね。曲線的な感じが好きなので、それとフラットなキャラを合わせたらいいんじゃないみたいなところがあります」


――緑の子は今回、(個展内で)初めて出てきましたね。


「実はイラスト描いている時に結構描いていた子ではあったので、勝手に懐かしみを感じながら描いていました(笑)」



「この作品はカイカイキキ主催のGEISAI(「GEISAI#22&Classic」Mr.賞 @misteryanen)に出品して、賞を頂いた際の作品の一つです。作品が伸びてたら面白いなと、それを毛糸で表現して…毛糸って重力で勝手に下に垂れてくれるので、有機的なラインをそのまま作品に持ってきています。本当は描いてから切った方が楽なのですが……諸事情で切ってから描きました…(笑)」



――最後の作品は3作品がつながっていますね!


「色をとりあえず3色に分けたかったんです。見る向きとしては左から右です。これは「なんか新しいことしなきゃ!」と思って作った1番新しい作品で、毛糸を使った作品だと重力に逆らえないからベニヤ版で毛糸じゃできなかったダイナミックな動きを表現しました。学校の課題で作った作品でもあります」


――ありがとうございます!それでは最後にご来場してくださった方がに一言お願いします。


「ありがとうございます!って感じです…本当に。個展をするのが初めてだったので、たくさん来てくださってとても嬉しいです。目を留めてくれてありがとうございます」


Courtesy of GEISAI 2023

 

■会場

hidari zingaro

住所:東京都中野区中野5丁目52−15 中野ブロードウェイ 3F


GEISAIホームページ:

インスタグラム:

 

■ライタープロフィール

ニックネーム:sasamoto chihiro

出身地:日本・東京都

ツイッター:@tiam_00

自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。


現在は「アニメイトタイムズ」「クウネル・サロン(マガジンハウス社)」「リアルサウンド」などで活動中。





 

ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。


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