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【ラペオニアインタビュー⑬】「粘土フィギュア」という今の創作スタイルとの出会いとは?アーティスト・森屋たいとさんにインタビュー!



■Profile

ニックネーム:森屋たいと

ツイッター:@moriya1127

出身地:日本

職業:アーティスト、イラストレーター












■Art Gallery



───まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします!


「名前は森屋たいとです。2014年から粘土で人形を作り始めました」


───絵を描き始めたのはいつ頃からでしょうか?また、美術系の学校などに通ったことはありますか?


「絵は幼少のころから描いていましたが本格的に作品を作り始めたのは高校生からです。イラストの専門学校に通っていましたが鬱を発症してしまい中退しました」


───森屋さんは「マシュマロがーる」という粘土のフィギュアを制作されていますが、こちらの粘土フィギュアという創作スタイルにたどり着いた経緯をお聞かせください


「2014年に初めて出会った粘土は石塑粘土でした。この粘土は造形して乾燥させて紙やすりでやすりがけをして表面を滑らかにして着彩という感じの粘土でした」



「しかしこのやすりがけが私には精神的にも手の負担にもなっていたので他に別の粘土がないか探す旅が始まったのです。そして2022年の5月某100円ショップにとある粘土に出会いました。それが超軽量紙粘土です。今は100円ショップのではないのですが何種類か買って試してみて今使ってる粘土にたどり着きました。その粘土で作った人形をネットに掲載したらマシュマロのようだね!というコメントを沢山もらい。マシュマロがーるが誕生しました」


───絵を描く上でのテーマや世界観はなんですか?


「本当に描きたいものを描いていたのは専門学校に行っていた時代だったと思います。今とは全く違う画風でしたがこれだと思える作品が作れていました。そのあと紆余曲折ありしばらく絵は描けませんでした。今もたぶん納得がいく世界観が確立出来てないです。自分が本当に描きたい世界を描くために今は放浪中です」



───現在に至るまで、ご自身の嗜好に影響を与えた作品や好きなジャンルをお聞かせください


「小学校六年生のときに授業で見た『銀河鉄道の夜』が私にもっとも影響を与えた作品だと思います。冒頭の体が震えるような音楽から始まり登場人物がすべて猫というのにも心奪われました。BGMも全てその場面の映像が頭に浮かぶくらい聴きました。可愛さとその奥にある仄暗さが私の心を鷲掴みされました」

「高校生のときに出会った「泰東ノ翠霞(たいとうのすいか)」という音楽、実は好き過ぎて名前のたいとはここから拝借しました。聴いたとき頭が痺れました。独特の世界観でもう本当に毎日一日中聴いていました。今でも聴いてます本当に好きです」


───ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品(フィギュア)は何ですか?そう感じたエピソードも併せてお聞かせください


「一番はやはりfa.scaletちゃんですね」


「マシュマロがーるではないのですが、石塑粘土の初期作品のイラストどーるという名前の粘土作品です。当時は赤色が大好きで、それを詰め込んだ作品を作りたいと思い作ったのですが想像以上の可愛さと出来映えでもこれ以上の作品は作れないなと思っています」


▲初期のイラストどーるシリーズ


───続いて、ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品(イラスト)は何ですか?そう感じたエピソードも併せてお聞かせください


「専門学校のときにグループ展に出すために描いた点描作品ですね 。つまようじに水彩絵の具をつけて一つずつ点をうって絵を描いていました。この作品は自分の描きたい世界をそのまま描けたものなのでものすごく大事な作品です」




───尊敬するクリエイターさんを教えてください


「先で書かせてもらった「泰東ノ翠霞」を作られたbermei. inazawaさん。みなはむさん、描かれる絵が琴線に触れる素敵な作品を生み出してくれる作家さんです」


───今後、挑戦してみたいことはなんでしょうか?


「マシュマロがーるをトイカプセル化することです!トイカプセル大好きなので!」


───インタビューありがとうございます! 最後にファンに一言お願いします!


「インタビューありがとうございました!いつも皆さんに支えられて制作出来ています。本当にありがとうございます!良い作品を作って見て楽しんでもらいたいです!これからも作品制作精進していきます!」


 

■ライタープロフィール

ニックネーム:sasamoto chihiro

出身地:日本・東京都

ツイッター:@tiam_00

自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。


アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きで、物語だと西洋ファンタジーやバトル系、耽美さを含んでいるものが好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます。


現在は「アニメイトタイムズ」「クウネル・サロン(マガジンハウス社)」などで活動中。


 

ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。


多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。

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