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【ラペオニアインタビュー⑦】“乾かない傷口”がテーマの、闇可愛く中毒性が高いキャラクターたち───漫画家・イラストレーター・展示主催まで幅広くご活躍中、豚箱ゑる子先生にインタビュー!



■Profile

ニックネーム:豚箱ゑる子

ツイッター:@tansaiboooo

インスタ:@buta_bako1025

出身地:日本

職業:作家











■Art Gallery


───まずはじめに先生に、簡単な自己紹介をお願いします!


「漫画家、イラストレーター、展示会主催などで主に活動している作家です」


───絵を描き始めたのはいつ頃からですか? また、美術系の学校などに通ったことはありますか?

「4、5歳くらいの時に親に美術教室(お遊び系の習い事でした)に入れてもらってから描き始めました。その後に美術科の高校に入り、美大を目指して画塾などにも行ってました」



───これまでに参加した商業プロジェクト、及びビジネス活動歴について教えてください


・実業之日本社『毒を喰らわば彼女まで』全2巻

・でんぱ組inc 小鳩りあ生誕祭イラスト

・キズ『息のできる死骸達』Tシャツイラスト

・BLVCKBERRY ヴィレヴァンコラボイラスト

・サンキューマート クリエーターコラボ

・株式会社インクルーズ LINE着せ替えコラボ

・市松寿謡様MV『おゲレツ‼︎』イラスト



───先生の作風はちょっとダークさを含んでいる可愛い絵柄が中毒性があるな、と個人的には思うのですが、創作する上でのテーマはなんですか?

「いつかふと思い出してネットで検索したり、見返したりするような独特で印象深い、乾かない傷口みたいな作品作りをテーマにしています!」




───またご自身の嗜好に影響を与えた人物は?

「宮沢賢治先生や高橋留美子先生です!お二方ともに作風や性癖も極まっていて何度も何度も読み返したくなります」


───先生は、『毒を喰らわば彼女まで(実業之日本社)』という漫画を描かれてもいますよね。こちらの作品に関してお聞かせください

「家族にいじめられ、学校でも居場所がない少女がひょんなことから神様になってしまう…というあらすじなのですが、自分の中でもかなりお気に入りのお話です。少女が勝手に祭り上げられて神様になってしまう…という設定は初期段階からあり、キャッチーながらダークなシーンがある、読みやすいながらとても胸糞悪いお話を意識して描きました」


▲豚箱ゑる子著『毒を喰らわば彼女まで(実業之日本社)』


───漫画はいつ頃から描きはじめたのでしょうか? 「小学生くらいから描いてはいたのですが、ちゃんと短編漫画を1作品を完成させたのは18、19歳ごろだったかと思います」



「子供の頃から漫画家になりたいという気持ちがあったのですが、どこかそれに現実味を感じてませんでした、ですが淡い夢で終わらせたくない気持ちがどこかにあり一度作品を作ってみようと思い、25pほどの短編を描きました」


───ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品(イラスト)は何ですか? そう感じたエピソードも併せてお聞かせください 「『再会』です。この宇宙のような広大なインターネットであなたに巡りあう奇跡…というテーマで描いた作品です」



「昔から宇宙と月をテーマにした作品を描きたいと思っていたのですが、思いついた当時は画力がなく描き切ることができないと長年思っていて、チャレンジできなかったのですがやっと描くことのできた印象深い作品です」


───続けて、ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品(漫画)は何ですか?


「『スターリーナイト』です。あらすじはとある宇宙の片隅、この世界に住む『ニンゲン』はやがて己で選んだ空高く輝く『ホシ』の一部になり素晴らしい人生を送る…主人公のハカセには長年の親友がいるが親友には愛しいホシがいるハカセは宇宙へと親友を見送るが…」



「こちらも宇宙の話なのですが、とても思いが深い作品です。宇宙をテーマに漫画をずっと描きたかったのと、作品自体の絵柄の雰囲気を普段と変えているのも印象が深いです。いつか清書して製本する予定ですのでお読み頂けたら嬉しいです」


───先生は2017年から「美少年展」という合同展示会を開いていらっしゃいますが、今年で6年目を迎えていかがでしたか?


「まず6年目もたくさんのご来場者様、作家様に支えられて無事に終えられたこと誠にありがとうございました」


▲2023年美少年展展示作品(一部)


「開催中にご来場者様に『毎年開催を楽しみに予定を開けています』と嬉しいお言葉を頂きました、やはり毎年開催する醍醐味はここにあるかと思っております。毎年期待してくださるご来場者様のためにも、永遠に飽きの無いような、より良い展示会になるよう精進できます。『来年も頑張ろう!』とより一層思いました」


───今後、挑戦してみたいことはなんでしょうか?

「個人でのゲーム制作に挑戦してみたいです!自身の絵柄と脚本で独特な乙女ゲームなどを制作できたら嬉しいと思ってます。また個人的にアニメーションなども挑戦してみたいです」


───インタビューありがとうございます! 最後にファンに一言お願いします!

「お読みいただき誠にありがとうございました!漫画家やイラストレーターや展示主催としてもまだまだ未熟者ですが、新しい挑戦など、たくさんしていく所存でございます!お楽しみにして頂けたらとても嬉しいです!今年もより一層精進してまいりますので何卒お付き合い頂けましたら大変有り難いです!よろしくお願いいたします!」


▼2023年主催「美少年展」ギャラリーレポートはこちら

 

■ライタープロフィール

ニックネーム:sasamoto chihiro

出身地:日本・東京都

ツイッター:@tiam_00

自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。


アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きで、物語だと西洋ファンタジーやバトル系、耽美さを含んでいるものが好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます。


現在は「アニメイトタイムズ」「クウネル・サロン(マガジンハウス社)」などで活動中。




 

ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。


多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。


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