前回の講座では、ドールの種類を紹介させていただきました。いかかでしょうか?
ドールのお写真と簡単な紹介でドールの大きさをすぐわかるように、今回の講座では、ドールの基礎知識―ドールのサイズ―をシェアしていきたいと思います。
よく見られるドールと言えばBJDドールです。BJDドールの主流であるキャストドール、その先駆者であるボークス社が出したスーパードルフィーシリーズの人気ボディタイプのサイズが、まずはドールサイズの基準となりました。SDサイズ、MSDサイズ、YOSDサイズなどの表記は、今でもよく目にします。
ボークスドールサイズの詳しい情報についてはボークス公式サイトまで。
ドール業界が発展すると共に、ドールのバリエーションが増え、様々なドールメーカーから様々な大きさのドールができました、そして1社のサイズ規格を基準にするのでは、流石にカバーしきれなくなりました。
起源は調べても見つかりませんでしたが、オーナー*様がドール用品を購入する際、分かりやすく選べるため、徐々に出来たのは、今広く使われてる「ドールの身長が人間(180cm)の約何分の1」を基準にしたドールサイズの分類方法です。
* オーナー
ドールの所有者、ドールをお迎えされた方。
1/12サイズ 15㎝ぐらいのドール(赤ちゃんのような幼い体形)
1/6サイズ 30㎝ぐらいのドール(子供のような体形)
1/4サイズ 40㎝ぐらいのドール(ブランドによって結構の身長差や体形差が出るサイズ)
1/3サイズ 60㎝ぐらいのドール(現代BJDの一番スタンダードなサイズ。存在感や重さのバランスが取れて、人形らしい人形)
叔サイズ(中国では「叔体」という)身長70㎝~80㎝位の大きいお兄さんドール。筋肉の表現や可動性を極力見極めるよう、開発に力入れてる中国のドールメーカーが結構多いです。
ブランドによっては、1/2サイズや1/1サイズの大きいドールも。
余談なんですが、「ドールサイズ例」図示のように、ボディの構造が違うのお気づきでしょうか?
胴体の分割によって、一段体、二段体、三段体があり、さらに他にもバリエーションはあります。
多段体は、より自然な動きを実現できるようにデザインされてます。一方、一段体はボディメイクを施し、シームレスで美しいボディを魅せるのに適したボディではないでしょうか。下図三段体のように、ヒール足として、足首が球体になり、脛と足が繋がっているタイプもあります。可動性を犠牲にし、代わりに美しい足ラインを魅せることができるタイプですね。
A社のドールボディとB社のドールヘッドを組み合わせて、自分好みのドールを作ることもできます。ただし、メーカー違いだけではなく、シリーズ違いでも、使う素材や選べる肌色も異なります(メイクにより、ヘッドと首の肌色の差が目立たなくなる場合も意外と多い)。
ヘッドのサイズ感とボディサイズの相性はもちろん、首の太さ、長さとの相性もあります。ボディの首トップの形やヘッドとの接続パーツなどによっては、改造しないと、ヘッドが付けられないことも所々で聞かれます。色々と下調べしないと行けないのですが、それこそドールカスタムの醍醐味ではないでしょうか?
また、特殊な体形も結構増えてきてます。今ドールサイズと言えば、ドールの身長だけであって、お迎えをする前に、適用するウィッグのサイズや洋服のサイズなどもしっかりとチェックしないと…ですね!
今回の講座はここまで。色々な情報を調べづつ、自分なりにまとめてシェアしてみましたが、いかがでしょうか?
もしなにか「ここなんか違うよ」と思われた部分がありましたら、ご指摘、お待ちしております。
また、知りたいことや、やってほしいなぁと思うことありましたら、「お問い合わせ」まで、コメントお待ちしてます♪
それでは、楽しいドールライフをお過ごしください♪
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■ライタープロフィール
ニックネーム:えにゃ
自己紹介:ラペオニア専属ライター、長年ドール関連の仕事務めてきてドール大好きです!お洋服、アクセサリー製作やカスタムメイクもやったりします♪
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