ドール・ブラインドボックス・無属性ぬい――最近のドール界隈の動向を見ていると、この三つが重なり合いながら勢力を延ばしているのをひしひしと感じます。
こんにちは、ライターの灰田です。
ブラインドボックスといえば、今、ドール界隈や雑貨界隈で大注目のジャンル。以前アロマのお姫様シリーズをレビューしたことがありますが、今回はその中でもかわいいもの好きさんにぴったりな、甘めのブラインドボックスシリーズを紹介していこうと思います。
TEENNAR
まずはこの秋発売の最注目株! ブラインドボックスの有名メーカーSIMON TOYSが販売する、フルーツをモチーフにしたドールシリーズです。
ぽややんとしたお顔にむっちりボディがかわいく、サイズは1/12程度。ゴム引きボディなので小さくてもドールとしての性能はばっちりです。
ちなみにこちらはうちでお迎えしたストロベリーちゃん。
ボディの可動やヘッドと髪パーツの噛み合わせがちょっと甘めだったりはするのですが、アウトフィットの出来が良く、替えのハンドパーツも8つ付属するなど、全体的には「このお値段でいいの!?」と言いたくなるクオリティ。
ちなみにティーンナーちゃんたちはキャラ設定もしっかりしていて、ストロベリーちゃんは子犬と歴史が好きだそう。
ninizee
こちらもSIMON TOYSが販売する「にに」という少女のフィギュアシリーズです。
ninizeeシリーズの魅力は、やはりこの少女漫画のようなうるうるの瞳。「愛意島」シリーズとピンクのカラバリの「粉意島」シリーズがあり、いつもちょっと困った顔のににちゃんがさまざまなコスチュームの動物に扮しています。
筆者のお家のシロクマちゃんとオオカミちゃん。
ロリータ系のアウトフィットにところどころ使われたパール塗装が豪華で、机の上で目が合うたびに和ませてくれます。造形の細かさを楽しむというよりもコロンとしたオブジェ系で、食玩のマスコットが巨大化したような独特のかわいさ。
こちらは現在第二弾「美味公司」の予約が始まっており、次回はにっこり笑顔のににちゃんと出会うことができそうです。衣装が豪華になっていてさらに楽しみです!
LIRORO
こちらもSIMON TOYSの人気シリーズ。
これまでに、RPGのような魔法の世界観をモチーフにした「魔法物语」、動物をモチーフにした「动物之境」、動物シリーズのピンクのカラバリ展開「粉色城堡」、お姫様のようなドレスの「四季花语」シリーズが展開されています。
LIROROの魅力はなんといってもコンセプトごとに変化する凝ったデザインの衣装。
さらに同一シリーズでも表情が豊かで、にっこり口の子、猫口の子、目を閉じた子……など、さまざまなお顔が楽しめます。
SIMON TOYSのブラインドフィギュアはなぜかカラバリでピンクに特化したものが出ることが多いので、ピンク大好きな筆者としてはなかなか危険な沼。
KOKOYA 衣橱物语
衣装のかわいさをとことんまで突き詰めたブラインドフィギュアといえば、TOY CLUBのKOKOYA(可可娅)シリーズ。
綺麗な服やロリータが大好きな水瓶座の女の子、ココヤがロリータ系のドレスをまとったこちらのシリーズ。
凝ったデザインの服のかわいさもさることながら、まん丸の瞳に濃いめのリップ、頭が大きめのドールっぽいフォルムもたまりません。
クラロリに甘ロリなど、一つのボックスでいろいろなコンセプトのファッションが楽しめるのも嬉しいポイント。これまで見てきたロリータ系衣装のブラインドボックスでも、衣装の造形に最も力が入っていると感じるシリーズです。
AZURA
こちらは日本にも店舗がある超有名アートトイメーカーPOP MARTの人気シリーズ。
これまでに動物や宇宙をモチーフにした「アニマルファイティングマッチ」や、自然の景物をモチーフにした「ナチュラルエレメンツ」が発売されていますが、かわいいファッション好きとして注目したいのが、第三弾の「ワードローブ」シリーズ。
ロリータに地雷系ゴスロリ、ゆめかわにパンク系と、みんなの考える「かわいい!」が凝縮されたようなラインナップ。
POPMARTのブラインドボックスは国内でも比較的手軽に入手できるので、サクッと一体買ってみるのもおすすめです。
ANTU
最後はみなさんご存じ、2022年ドール界隈にブラインドドール旋風を巻き起こす最大のきっかけとなった(?)、Penny's Boxの1/12ドールシリーズ。
エルフが不思議な森に迷い込んだところ、この動物たちを見つけた……というストーリーの元、六種類の動物ドールが登場します。
筆者も牛ちゃんを入手しましたが、ゴム引きボディの精巧さとシンプルながらバランスの良いお顔の造形に驚くばかり。ANTUちゃんは髪の質感もそれぞれ凝っていて全種類揃えたくなるんですよね……。
付属のアウトフィットとお靴は簡素な造りではありますが、約2~3000円というお値段を考えると付いてくるのが不思議になるレベル。
そして、ブラインドドール好きの方は既にチェック済みだと思いますが、現在新シリーズ「梦幻茶会」の予約が始まっています。
こちらはデザインがさらにゆめかわ系にシフトして肌色も三種類に。
国内でもタオバオ公式ストアでも第一段予約は大人気で売り切れ続出のようなので、お目当ての方はお早めに!
(筆者は144:1の確率で出る特大シークレットの願望ちゃんが欲しすぎて困っています。カラースプレー×ナース、かわいさの暴力すぎる)
というわけで、今回は日本国内でも入手しやすいブラインドボックスを中心に紹介してみました。
一口にブラインドボックスと言っても、フィギュアからドール、女の子に動物など中身はさまざま。この記事がみなさんのお気に入りのシリーズを見つける手助けになっていれば嬉しいです。
■ライタープロフィール
ニックネーム:灰田みわ
出身地:日本・東京都
自己紹介:ピンクとドールとアイドル衣装に目がない裁縫が趣味のオタク。30体のドールに囲まれて天蓋ベッドの部屋で優雅に暮らしています。
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