あけましておめでとうございます、2023年もかわいいもの大好き灰田です。
突然ですが、最近の流行りといえば……そう、ブラインドボックスですよね!
この前置きは二回目ですが、今回ご紹介するブラインドボックスはフィギュアとは一味違う「自分で組み立てる」系。
というわけで、今回はちょっと珍しいプラモデルのブラインドボックスを制作&レビューしていきたいと思います。
こちらが今回組み立てていく、RIHIO社の「cute but not weak」シリーズです。
メカというと少し怖いイメージがありましたが、動物が操縦するこのシリーズはなんともキュートでちょっぴりおとぼけ感も。
アソートは、ブタ・ペンギン・柴犬など全6種類。
1/60の確率で2022年バージョンのトラが当たるようです。
説明によると組み立て所要時間は約30分のこと。ほ、本当に……?
中にはパーツ・説明書・プラスチック製のカードが詰まっています。
この説明書が予想より分厚く、30分で終わらなくないか…?と危機感を覚える筆者。
ちなみに筆者のプラモ力(ぢから)は、国内の美少女プラモを数体素組みしたことがある程度。ゲート処理がなんとかこなせるレベルで、メカ系に触れるのは初のぺーぺーです。
さて、まずは説明書を見ながらパーツを分類していきます。
切り出しの手間がないのはありがたいのですが……このパーツ分けが地味に大変。
ランナーがなく(もちろんパーツ番号もなく)、生成色別にごそっとパッキングされているので図を頼りに識別するしかありません。ちょっと泣きたくなりました。
幸い、そこまで似たパーツはなかったのでなんとか分類完了!
ちなみにこの段階で15分ほど経過しています。絶対30分じゃ終わらないな?
また、ごくわずかですが切り出しにニッパーが必要になるパーツもあります。
たぶん頑張れば指でねじ切れるレベルですが、あった方が綺麗に仕上がるかと。
説明書は中国語ですが、図解を見ていけば進め方に迷いそうな部分はありません。
ただ、左右の区別や柄の方向を自分で判断しなければいけないところがあるので、そこは少し注意が必要でした。
また、筆者(指の力弱め女性)の手にはパーツの接続がめちゃくちゃきつく、特にボールジョイントを嵌めこむところでかなり指が痛くなりました。慣れている方は問題ないかと思いますが、ブラインドボックスで初めてのプラモに挑戦!という方は注意しておくといいかもしれません。
そして、最初はなんだかわからなかったものが……。
だんだん形になってきて。
完成です!
運転席に付属のフィギュアを座らせて、いざ発進!
こちらが01「噴射虎」
「噴射」という名の通り、背面にはタンクのような装備が。
トラを模したメカの中にトラが座っているのはちょっとコミカルです。
組んでいる最中はどこがどこのパーツかほとんど把握できなかったのですが、完成してみるとこの通り。説明書を見ながらゆっくり進めることで、メカ初心者でもなんとかそれらしいものを形にすることができました。
きつい部分の差し込みに四苦八苦したため所要時間は一時間強。なかなか達成感があります。
02「哥斯龙」
トラは外装がコミカルでしたが、こちらはわりとメカメカしいというか、兵器寄りな印象を受けるゴジラ。歯を動かせるのが個人的なおもしろポイントでした。
03「水枪煮猪」
ブタさんの武器(?)は「水」と漢字で書かれた水鉄砲(ちなみに裏にはH2Oという文字が)
組み立てているときは全然意識していないのですが、完成品はどう見てもブタの顔になっているのがすごいな~…と思いました。メカであり動物でもあるギリギリのラインを攻めている造形、なかなかクセになります。
04「阿柴油」
工事現場っぽい柴犬の重機にはシリーズ唯一のタイヤパーツがありました。後輪が回転するので実際に走らせることもできます。
運転ボックスの構造はほぼ共通なので、四体目になると少しだけ楽に組めるように。
05「呆毛快递」
中国語が読めなくても伝わる一本の毛の威力。
荷台の文字と相まって思わず笑ってしまいました。
「快递」は宅急便のような意味。呆毛快递、他のかっこいいメカと明らかに方向性が違う気がするのですが、どういう経緯で生まれたのでしょう……。
06「仓鼠英雄」
メカの手にかかればハムスター(仓鼠)もかっこよく。
プラモ造詣が浅すぎて最初は全部同じように見えていたのですが、呆毛快速よりはこっちの方が強そうだな…砲塔とかあるし…という程度のことはわかるようになりました。
(うしろのゴムホースみたいなパーツは最後まで用途が謎だったのですが、ハムスターってこんな尻尾じゃないですよね。一体……?)
運転席に座らせる動物のマスコットたち。
単品で置いてもインテリアのアクセントになりそうなキュートさですが、こんな動物が重機を操ると思うとすごいですね(?)
さすがプラモというべきか、底面も見ごたえがあります。
正直、いっぱいパーツがあってなんだかすごい!ということくらいしかわからないのですが、そのレベルの理解でも目で楽しめる迫力がありました。
握手
さて、6種類組み立ててみましたが。
率直に申し上げると、こちらのシリーズ、見た目のポップさに反して組み立ては楽じゃない!(笑)という印象です。
ゲート処理や合わせ目消しの必要がないのはありがたいですが、説明書の記載の少なさやパーツ嚙み合わせの渋さなど、初心者がサクッと組むにはちょっとハード…というの要素が多いのも事実(実際、ほぼ初心者の筆者は目安時間の倍はかかってしまいました)。ただ、その代わりと言っては何ですが組み上がったときの感動はひとしおです。
そしてあまりの本格的なクオリティに忘れていたのですが、こちらはあくまでブラインドボックス。お値段などを加味すると非常に満足度の高いシリーズということは間違いないと思います。
なかなか見かける機会のないプラモデルのブラインドボックス。
フィギュアだけのブラインドボックスじゃ物足りない! 日頃からプラモを組んでいて変わり種が気になる!という方は是非チェックしてみてくださいね。
■ライタープロフィール
ニックネーム:灰田みわ
出身地:日本・東京都
自己紹介:ピンクとドールとアイドル衣装に目がない裁縫が趣味のオタク。30体のドールに囲まれて天蓋ベッドの部屋で優雅に暮らしています。
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